吉祥寺.pm16 で登壇してきました (前編)
時は年末目前。なのになぜか予定を入れまくり。
というわけで昼はPosgreSQLカンファレンス、夜は 吉祥寺.pm へ参加して、登壇してきました。 懇親会も最高に楽しく、今回珍しく(?)いろんな方とお話しできたなあと思いました。
では参加レポートです。
アンカンファレンスタイム
今回は 24時間以内に登壇枠が全て埋まる という嬉しい異常事態発生だったため、急遽設けられたアンカンファレンスタイム。 自分の登壇申し込みが間に合わなかったらここで喋ってただろうなあ。
というわけで19時過ぎくらいに到着したら、 @magnolia_k_ さんが先日の 設計NIGHT でお話しされていた 設計のための、問題の捉え方〜ドメイン知識の暗黙知を形式知に〜 を話されていたので滑り込みで聴講。
このイベントマジで死ぬほど行きたかったんですけど惜しくも抽選に外れたばかりか、補欠150番目とかだったので残念ながら諦めたんです。次回は本当にもっと広いところで開催していただきたいなと思ったりしつつ、他力本願でもいけないので、もしやるならスタッフ枠で行きたいとも思いました。 トーク枠は…まだ設計については模索中なのでネタはないかなあ。
途中からでしたけど、首がもげそうなほど同意できたし、特に自分に響いたことを列挙してみます。
- 暗黙知になりやすいもの
- 「手順」「歴史/根拠」といった事実
- 「事実・関係・原則」
- コードにはHow
- t_wadaさんの言葉
コードには How
— Takuto Wada (@t_wada) 2017年9月5日
テストコードには What
コミットログには Why
コードコメントには Why not
を書こうという話をした
- 関係はコードに埋め込む
- 膨大すぎる形式知は「形式知の読み方」という暗黙知を生む
- FizzBuzzEnterpriseEdition の話
他にもたくさんの言葉をいただいたんですが、本当にここに集約されてるなと思いました。
今日の発表、ほぼこの一枚でもいいんだけどね#sekkei_n2018 pic.twitter.com/brQlsQLYD7
— magnoliak (@magnolia_k_) 2018年11月8日
もうあとはみんな ブログ を読むんだ!
自分のトーク
9月にお話した アウトプットを継続するためにやる10箇条 という 登壇を後押しするためのテクニック を、今回は吉祥寺.pm16のテーマである 「エンジニアとして何を考え、何をみて、どんな行動をしているか?」 に沿って加筆修正した内容で登壇してきました。
エンジニアとして何を考えるか
2016年まではずっと暗中模索で、一体自分は何になればいいのか、どんな道を進めばいいのか、もしくは進まないのか、迷いに迷って行き先も定まらないままその場限りの開発に関わってました。
ですが、このままではいけない。しかし何をしたらいいものか…と悩んでいた時、業務でMySQLサーバーのチューニングをゼロからしたんですよね。 で、これがめっちゃ面白かったんです。ですが、最初は何していいかもわからず相当苦しかったんですね。
ここで、僕のように 最初の1歩が苦しい 思いをしている人がいるのではないか、と考えるようになりました。
エンジニアとして何を見るか
しかし果たして本当にそんな人はいるのだろうか、俺だけが簡単な階段さえも登れずにもがいているんじゃないだろうか。 でも同じ思いの人が必ずいるはずだ。 そう信じて、Qiitaに記事を書いたり、手元に詳細な手順やメモを残す癖をつけていきました。
その時に、PHP勉強会@東京の主催の方からお誘いをいただき、初LTをすることになったんですね。
じゃあ、自分が困ったこと、それを解決した話をしよう。 そして、反響が得られるかどうかやってみるしかない。そう思い、やっと 自分の外の世界と人を積極的に見る ようになっていきました。
エンジニアとしてどんな行動をするか
人それぞれの1歩 が人によっては めっちゃ高い階段もしくは壁 であることに悩んできた自分としては、初学者が初級者へ、初級者が中級者へ、中級者が上級者へ、それぞれ 階段を登る際の後押し をしたい。
そう強く思ったんです。
LTから15分、30分、1時間と、MySQLでやって行ったことを順番にお話しする機会にも恵まれました。 そこで得られた大切なことは、 自分のように初手で困った経験を持つ人がたくさんいる ということでした。
僕は過去、初手で何度も躓き、挫折して、無駄な年月を過ごしてしまいました。 なので、本来なら少なくとも10年前にはマスターしているべきことが、今できていなかったりします。
しかしエンジニアは 一生インプットとアウトプットを続ける 生き物です。 継続していくしかないし、継続したいと思う人の助けになりたい。背中を押したい。
これからの人へ向けた内容とメッセージを届け続けよう。この行動を エンジニア人生のテーマ にしよう。
そう思い定めたのが2017年の後半だったと思います。1年以上続けてきて、自分の思いや行動は間違っていなかったな、って確信することができた大きな1年だったとも思います。
継続するには
僕なりのインプットとアウトプットの輪廻を作るお話しもさせていただきました。 幸いなことに、前職のチーフディレクターと4月から3ヶ月実施した 毎日学習、週4LT勉強会 が習慣化し、現在7ヶ月目です。 そこで、以下のことを話しました。
- インプットアウトプットを回すために実際にやったこと
- せっかくインプットしたならアウトプットの1つとして登壇してみよう
- 自分の不安を知り、解決するための5つのこと
- 登壇するまでの僕なりのテクニック10か条
僕でさえ毎日できていて、継続的に人の前でお話させていただけている。 出来るだけ多くの人がこれができたら、きっと楽しくなるし、 楽しさことがモチベーション だと思うし、 楽しさこそが技術を発展させていく んじゃないかな、っていう思いも伝わっていたらいいな、と思います。
そんなわけでレポート書いてたらアンカンファレンスタイムと自分のトークの補足だけで分量が多くなってしまったんで、トークや懇親会の感想は後編で書きます!