PostgreSQL Conference Japan 2018楽しかったぞ!(後編)
前編 の続きです!
参加セッションレポート
- 参加したセッションの感想などです。
【A4】 運用が大分変わるよ。オンプレ PostgreSQL から AWS のマネージド PostgreSQL の担当になっての知見
@morihaya55 さんによる、PostgreSQL選択から、オンプレとクラウドのメリットデメリット、運用の観点からの幅広い知見、熟練者なら今日から使える 体験に基づく数多くの技術 のたくさん詰まったトークでした。
Window関数が使いたい、分析用途に向いている、などの理由からPostgreSQLを選択したとのこと。
- メインDBから分析用DBへDMSを使ってフル同期
- 差分同期をembulk
- 分析DBで分析バッチを回す
- 分析結果だけのDBへ格納
などなど、実際に使用している構成から、EC2、RDS、Auroraの基礎的な知識まで丁寧に解説されていました。 DBサーバー選択構築時の設計ポイントなども丁寧にトークされていて、大規模なデータ+分析基盤を構築する場合の知見をたくさんいただきました。そういうプロダクトを扱ったことがまだないのですが、将来的に絶対にやりたい分野なので、レポート書きながら見返して復習してたりします。
あと、トーク中に何度か出てきた書籍 [改訂新版]内部構造から学ぶ PostgreSQL 設計・運用計画の鉄則 ですが、僕はもともとMySQL使いで、現在のプロジェクトがPostgreSQLなのです。ゆえに今後PosgreSQLを深く使うと思うので、将来買う本のリストに追加させていただきました。
章ごとのまとめも簡潔に書かれていて、スッと頭に入ってくる素晴らしい構成でした。僕自身、今後のスライド作成で見習いたいと感じながら聴講させていただきました。
www.slideshare.net
LT編
これLTなん?という濃密な内容が多かった印象で、正直圧倒されました。 プロのLTが連続して行われるとこうなるのだな…と内心舌を巻きつつ聴講させていただいておりました。 個人的には「んー」と思うポイントがありはしたのですが、それは自分がやらなければいいだけのことなので、それについてもいい勉強になりました。
敬意は大事だってことは今後も体現していこうと思います。
全体の感想
僕自身、何かの初歩から初学、次のステップ、と自分の体験を丁寧にお話しする登壇が多く、そういった内容でも受け入れてもらえるトラック(チュートリアルトラック)があるのがすごくよかったです。 将来的に(どうなるかはわかりませんが)僕自身がPostgreSQLに深く関わった場合、間違いなく postgresql.conf の設定項目を全部調べて設定する と思いますし、その効果測定やモニタリングもしっかり行うと思います。
そういった自分の将来の可能性に対する答えがセッションとして存在していたり、チューニングの基礎やインストールの基礎など、初期導入者への敷居をものすごく下げつつ門戸を広く開いていて、ただただ すげぇなあ と思いましたし、今後の僕の活動へのいい刺激にもなりました。
また、普段使っているMySQLとは何が違って、どういう用途に向いているのか、など、今までぼんやりとした認識だった部分がかなりクリアにもなりました。今後の僕のトーク時にも、用途や違いなどは意識して行っていきたいなって思いました。
兎にも角にも、用途として必要と判断されたらがっつり使っていこう、と思わせていただけたことに一番感謝したいと思います。
また、運営の皆様の対応が非常に丁寧かつ手慣れてらっしゃって、これは次回はスタッフで参加したいな、と思わせていただきました。
懇親会で登壇者のみなさんとお話ししたかったのですが、残念ながら次は吉祥寺.pmでトークする側。残念ながら会場を後にして吉祥寺に向かったのでした。
次回もまた参加するぞ!