叫ぶうさぎの悪ふざけ

うさぎが目印のWebエンジニアが、得たことや思ったことを言の葉に乗せて叫ぶ場所です。

執筆の技術を勉強する会 #1 を主催してきました

冬を感じさせる季節。みなさんどうお過ごしでしょうか。空気が澄んで夕日が綺麗ですね。 コートを着たら暑いしパーカーだと寒いし、風邪など召されませぬようお気をつけください!

そんな去る10月26日(金)、いろんな人の執筆欲を掻き立てようと企画した 執筆の技術を勉強する会 #1 を 渋谷のTECH PLAY さんで開催してきました。もう1週間以上経ってたのですねー。 https://techplay.jp/event/700825

折しも技術書典5 が大盛況に終わったあとでの開催だったこともあり、実際に本を書いた人ばかりが実体験を元にトークするという濃密なイベントにできたかな、と主催側としては思いました。

その振り返りも兼ねて、イベントレポートを。

前準備

実は当勉強会、登壇者のみなさんと トークのリハーサル会 を実施しています。 秋葉原の虎ラボさんを利用させていただいて、スタッフと登壇者のみの開催ですが、これがまたすごく良い結果となりました。

愛に溢れる忌憚のない意見やアドバイスがずっと続く濃密なリハーサルを実施し、インプットアウトプットとフィードバックと課題化がその場で行われていく。 実際にやるまではどうなるか想像できなかったのですが、想像以上によかったです。

実際の内容などは当勉強会の主である @ariaki4dev が書いた イベントのリハーサル会をしましたに全て綴られていますのでそちらを読んでみて欲しいなって思います。

個人的に一番よかったのは、いろんな人の バリエーション豊かなトークの裏付け を学べることです。

  • トークとフィードバックをその場で自分にもインプットできる
  • スライドとトークのスタイルを学べる
  • 自分ではどうするだろう、をその場にいる全員から得られる

僕も次にどこかでトークするときは、いろんな人に聞いてもらいたいなと思いました。

イベント受付

当日は受付担当でした。 が、業務の都合で受付開始時間に間に合わず…。

Slackで報告すると 水殿さんがシュッと代役を買って出てくれました。本当に助かりました!

到着して隣に座り、僕も受付に。 ほぼ全員の方と会話できる唯一のポジションってすごいな、と初めて思いました。 いろんな勉強会やカンファレンスで受付やってる人は本当にすごいなあ。

なるべく笑顔で、なるべく丁寧に、なるべく柔らかく…実は結構必死だったりしましたが、来場してくれる人がみなさん優しかった。 途中から一緒に受付してくれた @kentfordevにも感謝なんだぜ。

そうこうしているうちに開催のお時間になりました。

本編

ここからはトークや司会を聞くよりは、全体を見渡すことを意識していました。

  • 全体の楽しみ方や反応
  • 席の状況
  • 困ってる人はいないか

自分が勉強会の主催側になるのは初めてだったので、そういう視点を持たないとな、と思っていたからです。

結果的には懇親タイムで 今まで話したことのない人と話した り、Twitterでお世話になっている方々とご挨拶できたり、スポンサーしていただいたForkwellの方(電源を探していたら教えてくれて、そのまま隣に座らせていただきました)とお話させていただいたり、より主催的な視点で参加することができたなって思います。

次回からは懇親の輪の中にどんどん入って、参加してくださるみなさんにより楽しんでいただいたり、話のつながりを人のつながりにしていけるような立ち回りができればなって思ったりしました。

で、肝心のトークなんですが、詳しい感想やレポは他の人に譲るとして。 一番驚いたのは、 あのリハーサルの時とみんな別人では? と思うくらいに、 トークとスライドが見事にリンク していて、聴講しているみなさんを楽しませていたことです。

もちろんリハーサルでもみなさん内容やトークがすごくよかったんですが、事前リハーサルがあんなにもすごい効果を持つものなのか…とスタッフ全員で感じたりしてました。

これはぜひ次以降も続けていきたいですね。

日本酒

当勉強会は美味しい日本酒を飲もう、というのも柱の1つだったりします。 ですので毎回日本酒枠を設け、こだわりの日本酒を持ち寄っていただいてます。 今回も恒例の日本酒紹介LT(1分)があり、それぞれに投票があり、今回人気No.1だった日本酒が発表されるなど、盛り上がったコンテンツになったのでは、と思います。

僕はそれぞれちょっとずついただいて、大いに楽しませていただきました。

懇親タイム

トークの合間に適宜、懇親タイムを挟んだのですが、今回 執筆しよう をテーマに、実際に書籍を販売した方々の熱いトークが繰り広げられた結果、懇親タイムをトークが侵食するという珍しい事態に。

とはいえ登壇者と懇親していただいたり、お酒を楽しんでいただいたり、侵食されたなりには濃密な懇親タイムだったとは思います。 ラストは2分しか懇親タイムがなかったのは素直に反省点です!

アフター

スタッフと有志で1時間、軽く語らおうと近くのお店を探すも、そこはフライデーナイトの渋谷。全然空いてないw 結局パセラの大部屋に13人で入り余韻に浸るみんな。

しかしそこにはマイクがある。 自然と歌い始め、あっという間の1時間。これは別途 軽音部 を作るべきか…ッ!

色々活動は広げていきたいですね!

振り返り

撤収作業が終わって帰路について終了ではありません。 各々が自宅について一息ついてからも、Slackで今日の振り返りが自然に発生しました。 スタッフが実際に集まっての振り返りMTGは週明けに行うのですが、そのためのアジェンダ作りが始まっています。

アンケート結果やその場で感じた各々の感想、思うことなど、色々と話しながらもだんだんとまとまり、各自担当を決めて週明けにアウトプットすることが決まっていきました。

あー、これってチームだなー、すごいなー(語彙力)って思いながら僕も色々と熱く語り、明日以降のタスクを積み上げて今日のところは終了。 こうしてレポートと称したポエムを書いている次第です。

スタッフとして思うこと

色々思うことはあるのですが、いくつかピックアップしてみます。

お酒

日本酒が飲めない人もいらっしゃいますし、他のドリンクのバリエーションは今後の課題だなって思ったりもしています。 どうするかはまだ議論中ではありますが、少しずつでも何かしら改善して行くため、スタッフMTGを実施していますし、ありがたいことに毎回貴重なアンケートをいただいております。

日本酒だけに関わらず、今後も良いイベントを開催できるよう磨いて参ります。 個人的にはビールの種類を増やしたいです。個人的には!

設営、撤収、進行

今回は僕の到着が遅れたこともあり、設営に参加できませんでした。 手慣れた人や、会場を提供してくれたTECH PLAYさん、スタッフのみなさんがテキパキとやってくれたおかげで開始もスムーズでしたし、進行も淀みはありませんでした。 撤収はちょっと戸惑ったところもありましたが、3回目の開催で、60人を超える規模でやりきることはできた。

これは非常に大きいことだなって思ってもいます。 今後はマニュアル化して、よりスムーズに、どんな会場にも適用できるよう、ノウハウを積み上げて参ります。

内輪感

前回もアンケートでご指摘いただきまして、これは全力で改善せねばならぬ、と決意して挑んだ今回。 スタッフ各自にある程度の役割を設け、それぞれがフォローし合うことは事前に話していました。

それが功を奏したのか、前回よりは払拭できたのではないかな、と感じました。 とはいえ100%とは行かないですし、何よりスタッフも楽しみたいので、今後もうまい方法はないかなと探っていく所存です。

おそらく、今後ずっと振り返り、改善し、を続けていくのだと思います。

全体を通して

今回も前回とは違ったテーマと形で、参加者のみなさんに何かを持ち帰っていただけたのではないかな、と思っています。 自画自賛ではなく、会場の雰囲気、個々にいただいた声、Twitterのタイムライン、などなど、全体をなるべく俯瞰して感じた実感でもあります。

とはいえ今まで述べてきたように、これからもずっと改善を続けていくのがコミュニティでもあるとスタッフ全員が自らに刻んでいます。 開催するたびにスタッフも成長できる場にしていこうと思いますし、スタッフの成長はコミュニティの成長であり、参加者のみなさんに持ち帰ってもらう内容の質の向上でもあると考えています。

そして、当勉強会の不動のテーマである エンジニアの人生を豊かにする を実現する場として。 今まで参加してくださった方も、今回参加してくださった方も、これから参加してくださる方も。 可能な限り。あらゆる方の背中を押す存在になれればと本気で考えています。

この情熱を無限に継ぎ足しながら疾走して参りますので、今後ともどうかお気軽に参加いただければ、それに勝る喜びはないなあと思っています。

というわけでスタッフ視点でのレポートを結びたいと思います。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!