インフラ勉強会は時間と場所を飛び越える
これは #インフラ勉強会 Advent Calendar 2018 の12月2日のエントリーです。
インフラ勉強会とは、有志が立ち上げ、運営している 日本最大級のオンライン勉強会&コミュニティ です。 そこで得られたこと、繋がり、可能性、感謝と僕なりの思いなどを書き綴ってみたいと思います。
インフラ勉強会はいいぞ。
はじめに
いろんなところで言っているのですけれど、僕は知識と経験が結びつかないままバラバラに進んできてしまってるところあるんですよね。
有り体に言うと色々足りない。
で、アプリケーションを作ることは、全てを知ることだと考えたんですよね。 ミドルウェア、OS、メモリ、CPU、ネットワーク、DNS、etc、全てが関わってくる真ん中にいるんじゃないかなって。
では、アプリケーションの周辺を知るにはどうすればいいか。独学には限りがあるし…。 そんな時、 #インフラ勉強会 を知ったんです。
有志が立ち上げたオンライン勉強会、しかも内容がすごく濃密。初めてみたときは結構衝撃を受けました。
インフラ勉強会とは
有志が立ち上げ、運営している 日本最大級のオンライン勉強会&コミュニティ です。 特徴を箇条書きにすると以下のような感じかな?
- Discordのチャットと音声を利用する
- 画面共有やスライド共有を利用する
- 実際の環境構築もコマンドをみながら話を聞ける
- 参加者は数千人
- セッションの聴講者は多い時だと100人以上
- Discordに登録して音声をONにするだけで参加できる
僕なりのいいと思うところ
いいなと思うところはたくさんあるんですが、パッと思いつくところを列挙してみます。
とにかく、 通常のリアル登壇とは違う良さがある と思います。 あと、とにかく登壇への敷居が低いです。
電車での移動中でも聴講できる
Discordというアプリを入れてオンラインで参加すれば、ネットワークさえあればどこでも聴講できるんですよね。しかもだいたい録画してくれているので、後から聴講も可能だったりします。
これがことさらに素晴らしい。イヤフォンで音声、画面でチャット、画面共有でスライドも見れるんです。
質問があれば Q
をつけると質問botが拾って溜めておいてくれる
大抵のセッションに聴講者とのコール&レスポンスがあります。 登壇者にもわからないところがあれば、わかる人がサクッと補足してくれたりもする。しかもチャット&音声で。
初心者でもチャットの反応をみながら話を補足しつつ進めてくれるので、すごくわかりやすいんですね。
時間制限を緩くすることでセッションの持ち帰りを多くしている
1時間枠でも実際に話すのはだいたい30-40分が多く、先にも言ったようにコール&レスポンスに丁寧に時間を使っています。 なので、質疑応答、実際のデモ、余談など様々なバリエーションがあって、周辺知識も知りつつ進むことができることが多く、通常のリアルセッションと違って多角的に知識を得られます。
また、オンライン参加なのでどんな格好しててもいいし、何を飲んで食べていてもOKってところもいいですよね。
初めての登壇
インフラ勉強会を知った直後くらいに、定期的に LT大会があることを知ったんです。そこで個人的に「やってみたいなー」って呟いたんですよね、確か。 そしたら たけし さんに拾っていただいたんです。あれよと言うまにエントリーが決まり、LTの内容でもないし、テーマに即しているわけでもないのにトークさせていただくことに。
その時のNaccoさんのアナウンスがこちらでした。
本日4/8の #インフラ勉強会 は
— Nacco@ボロちゃん (@climbing_nacco) 2018年4月8日
20:00~
インフラ勉強会LT大会「わたしの環境紹介LT」 後半戦
スピーカーは@barson_4 さん@sakuraba_nemu さん@nagashi_ma_w さん@andesm さん@dozonot さん@mamy1326 さん
22:00~
@ts03511 さんの
「新旧CentOS比較」
お楽しみに😆https://t.co/lNvnOsr5ZB
スライドは作らず、esa-pagesで登壇しました。
敷居が低い
ほんと異常に低いです。むしろ「教えてくれ」という時間で何十人もの知見が集まることもあるくらいです。登壇という概念が良い意味で覆された瞬間でした。
カンファレンスなどの登壇とは違って、不特定多数の技術スタックを持つ人がカジュアルに集まれるオンラインという場ならではだなって思いますし、知見が集まって聴講者の知識が1段上がる。
そんな場が作れるのもすごいなって思います。
どんなことにも技術がある
また、輪読会や技術以外の話も多くて、例えばカレーの作り方、健康について、などなど、 どんなことにも必ず技術が存在する ってことの気づきをもらえたのは、インフラ勉強会という場所からでした。
時間と場所に縛られない
赤ちゃんを抱っこしたままトークする人もいらっしゃったりで、この後に書きますが 多様なワークスタイルの発信 にもなるんじゃないかなって思っています。
可能性の最大化に繋がっているんだな、っていつも感じます。
可能性の最大化
数多くのセッション、出かけなくとも、何かをしながらでも聴講できるんですよね。育児しながらトークもできちゃう。
育児しながらのおかーさんだってすごく苦労して時間とタイミングを合わせていると思うし、自分も少なからず育児に参加しているのでわかるところ多いのですが、とにかく 技術を持つ人すべての可能性を最大化している場所 だなって思います。
なによりインプット、アウトプットをしやすいし、自分の興味のある話題だけチョイスできるのもありがたいですし、なんと毎日何かしらのセッションがあるんですよね。本当に毎日続いてるっていうのは、僕が個人で行なっている学習と共通するところがあるんですが、それを組織単位で実行しているのがすごい。
AWSの先生など、各分野の専門家が必ずいますし、そんな人たちが集まって自発的にセッションを重ねていった結果なのはわかるんですけど、それにしてもすごいことだと思います。
働き方を変える
僕は(原則的に)フルリモートワーカーです。家族との時間も家事も育児も大事だし、移動時間は無駄なことも多いと思っています。
また、生き方と仕事が多様化している現在、働き方だけ多様化に対応できていないって思うんですよね。取り組んでいる企業も個人も数多いし、成功しているところがたくさんあるのもわかっているんですが、それ以上に 本来の目的を見失っている ケースってすごく多い。
つまり時間と人材を無駄にしていることってまだまだ多いと思うんです。
インフラ勉強会は オンラインコミュニティ ではありますが、そんな 働き方を変えるモデルケース になって行くのではないかな、と感じてもいます。
リモートでも登壇してコミュニケーションできるを学んだし、僕自身の現在のリモートワークにも活きていることたくさんあります。
しばらく離れていたけど…
DNSの話トークさせていただいたあと、しばらく離れてました。本業で色々思うところあったり、この頃から毎日の学習を続けるようになったり、環境の変化が多い時期でもありました。
まあ、いろいろあったんですよねー…。
でもそろそろ再開します!僕が見れていなかった間にも色々あったようだけれど、みんなにお世話になったのは変わらない。なら 恩を送っていく しかない。自分の持つ情報、技術を共有していく。
そんな気持ちで、2019年から色々やっていきます!
さいごに
そろそろ発足1周年、イベントの準備を進めてくださっているとのこと。
自分でもイベント主催側にいるので、その知見も含めて、雰囲気づくりにも貢献したいって思っています。
具体的には、今後カジュアルに登壇していくし、参加している人の背中を押したいし、みんなも登壇しよう!ってことも話していきたいなって思っています。
技術を持つ、これから持とうとする人、すべての可能性の最大化につながれば良いなと思っていますし、僕自身もそういう人たちの背中を押すことを人生目標に掲げています。
インフラ勉強会は時間と場所を飛び越えます。
今後は積極的に参加していこうと思います!