吉祥寺.pm15 に参加&登壇してきました【前編】
いやー夏ですね。狂暑ですね。そして台風ですね。地球が荒ぶっておられる日々、みなさまいかがお過ごしですか!僕は変態です。
というわけで前回に引き続き、吉祥寺.pm15に参加して登壇してきました。
簡単にレポートというか感想というかポエムというか、好き勝手に よかったぞ! を書きなぐります
▶︎ オープニング
2018/07/23(月)に西日本応援プロジェクト 真夏の大LT大会!という素晴らしいイベントがありました。 僕もエントリーしてましたが、家族(と若干僕)の体調があまりよくなく、泣く泣くキャンセル…募金だけはしたので思いだけは届け!と思っていたところ、発起人であるそーだいさんのオープニングが再演される!
大事なことは全部ここに書いてあるのでみんな絶対に読むべきなんだけど、これがあの素敵ヴォイスで聞けるわけだからそりゃ最高だよねって話です。 イベントは行けなかったし翌日は俺も風邪引いてダウンしてたしでもやもやしてたけど、だいぶ気持ちが晴れました。
▶︎ Talk1: 社内勉強会と組織の成長を考える (@mizuki_r さん)
業務中に勉強に使える時間があって、勉強会について考える機会が多いとのことで、その考えの一端をアウトプットしてくださいました。 社内勉強会、受講者のニーズ大事だよなーって思うし、みんなで技術のラリーができるといいよねってほんと思いました。 ハンズオンもされているとのことで、準備や当日の「動かない」とか色々しんどいという経験談も共有していただけて「そうだよなあ」「なるほどなあ」がすごく得られました。
響いたことと思ったことは多かったけど、あえて書くとすれば以下でした。
- 知ることで本質に注力できる という名言
- アウトプットから得られるインプットはいつも痛感する
- 自分を外気に常に晒すの大事だよなあ
- みんながアウトプットが上手くなって、慣れるのって大事だよな
- テックトークは小さく始めればいいんだな
▶︎ Talk2: DNS浸透問題「なぜ浸透と言ってはいけないのか」 〜正しい知識と手順(一例)を添えて〜 (@mamy1326)
僕の登壇です。以前5分LTで話した内容に、実例と5分で伝えきれなかった内容を盛り込んでお話してきました。
さまざまな場所で議論されている内容なので受け取られ方もひとつではないと思います。実際会場で視聴していただいたみなさんにはトークも含め思いを伝えたつもりなんですけれど、資料だけだとアレなので少々補足します。
- 浸透と言っていいとは思っていない
- とはいえ「絶対に言うな」と自分以外に強要するつもりもない
- 必要以上の学習を他者に押し付けてもいけない
- でも正しい知識と手順はあったほうがいいよと伝えたい
- なぜ浸透と言ってしまうのか考察したり聞いてみた結果を盛り込んだ
- クライアントに接する時のバリエーションを考察した
- 自分がクライアントに伝える時の工夫を紹介した
- クライアントだけじゃなく技術者同士でも寄り添おうよ
- 技術は広いコミュニティ。誰かに必ず受けた恩。送って行こうぜ
考察のあたりの思いはこのへんでもつぶやきました。
しかし自分の考えややり方がベストかと言われると絶賛模索中で自信があるわけでもなく自分自身もバランス悪い基礎知識を補う日々でどうしたもんかと悩み続けて歩いてる。そんな中から「実はこうなのでは?」「なぜなのか?」の考察から始まるアウトプットが役に立てばという思いが一番強いのだよなあ。
— まみー (@mamy1326) July 28, 2018
僕が考察しきれなかったパターンを @hmatsu47 さんに補足していただいた。いつも本当にありがたいなあ。ここからも真剣なキャッチボールをしたので、興味あればぜひ。
「浸透」のルーツは知らないけれど、こういうのって、
— hmatsu47 (@hmatsu47) July 28, 2018
・事情を理解している人同士がジョークや比喩的表現で使い始める
・事情を知らない人が真似し始める
・間違いに気づかないまま流行る
・間違った理解が「浸透」する
というケースが結構ありそう。 https://t.co/xckZXGdWTJ
▶︎ Talk3: Runnable Moduleパターン (仮)とサブコマンドを組み合わせるとどう嬉しいか (@hkoba)
ガチPerlトーク!!Runnable Moduleって初めて拝見しましたけど、存在は1990年代からあるらしい。 モジュールをCLIですぐ試せるし、そのためのキータイピングの数を極限まで少なくするという徹底ぶり。こういうとこ見習わないとな…
僕はそこまでガチのPerl力(チカラ)がないのですが、ご本人がすごく楽しそうに話しておられて、こっちまで引き込まれました。 こういう雰囲気のトークを目指したいなあ。
- モジュールを書くとCLIからすぐ試せる
- 書くとすぐ試せる、コード&レスポンス!
- Unit Test を書く以前のテストを「様々な入力パターン」で「即興で」試せる
- 開発の補助の側面がとても嬉しい
- 細部を即座に試しながら開発出来るので、楽ですよ
こう、日々実際にやってる「練度の非常に高い実践的な話」ってやっぱりすごい。俺もこういう話ができるようになりたいと強く思わせていただきました。
▶︎ Talk4: マネジメントと「コード」の話 (@setoazusa)
マネジメントは技術力と切り離して考えることはできないという思いを、静かに熱く伝えてくださいました。 アジャイルいうけど、結局人をどう動かすかってことじゃないのか?とか、心に直接刺さる言葉がどんどん出てくる。 サービスを作る以上、エンジニアリングからは逃れられないとか、エンジニアだって1つのロールなんだから特権意識を(エンジニア側が)持っちゃうのはちょっと違うよねとか、技術者を評価するのが技術畑の人じゃないことあるじゃんとか、相互の信頼を基盤に置いたマネジメントとか。 全部が全部「その通り」と思うわけじゃなく、組織やチームやポジションで解釈も違うのだろうけど、言ってること全部響きました。
特に僕は「電話応答、企画見積もり発注から納品運用まで」を普段やってることもあって、さすがに営業はやらんのですけど、クライアントに営業と同行、なんてことは日常なので、普段ふわっとしてた自分の意識を見つめ直すいい機会をいただきましたし、日頃疑問に思っていたことの答えへのヒントをいただいた気がします。 懇親会では近くにいたにも関わらず、ちゃんとお話できなかったので、次回はもっとお話させていただきたいです!
信頼の話でいうと、アウトプットとインプットを延々と繰り返して質を高めるしかないな、と日々思って必死にやってるところでもあります。問いを投げかけ続けるのって本当に大事だなって思いました。
▶︎前半の感想
- 最近の僕の業務として、AWSをコンソールじゃなくCLIからのみ(IAM以外)でやらねばと思ってた
- 社内で勉強会をディレクターと2人で3ヶ月やってみたことを前回話した
- 今もやってる中でどう横展開しようかと思ってたところに、社内勉強会の話が聞けた
- マネジメントの答えが自分の中で出ていない中、熱い問いかけを次々といただいた
- 自分の中で混沌としてる思いを柱にするためのヒントをくれた
もうね、ここまで思い返して感想書くだけでこの分量。登壇者のクオリティと多様性が凄すぎる。しかもここまで70分。70分でこれだけのことが得られるんです。 前にも言いましたが、吉祥寺.pmは夜の部だけのカンファレンス です。それは時間割からも明確だったりします。
- オープニング
- 15分トーク x 4
- 10分休憩
- 5分LT x 6
2時間にこれだけぎゅっと詰め込んだ勉強会は僕、他に知りません。Perlやったことあろうがなかろうが、参加しない手なんてないです。
そしてLTの感想を書ききれなかったので、後半に続きます!