叫ぶうさぎの悪ふざけ

うさぎが目印のWebエンジニアが、得たことや思ったことを言の葉に乗せて叫ぶ場所です。

おたんじょおびさま

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本文とは関係ないですが、奥さんが描いてくれた「すいどう きれいきれい」です

我が家では、誕生日を迎えた人を「おたんじょおびさま」と読んでいる。 奥さんが言い始めたことで、これがすごくお気に入りだ。 何より平和なのだ。毎日もふもふ、ふわふわした気持ちになれるのは最高なのだ。

そんなわけで、去る11月15日に45歳になったわけなんですけど。 毎年くる誕生日。この歳になると…って人もいるかもなんだけど、我が家の場合は最高に平和になる1日で。

普段から平和でほんわかしてるので何が違うと言われたら、ご飯がちょっと豪華(僕の強い希望で大好きな奥さんの煮物があるとか)だったり、どこで買ったのかなって思うくらいにあまーいチョコ系のスイーツが冷蔵庫に冷えてたり、娘がお手紙をなぜか冷蔵庫に隠してあとで読んでくれたり、日が変わった時点で「おめでとお」って奥さんが抱きしめてくれたりすることかなってところなのだけど。

最高に幸せなのです。

奥さんは普段は家事育児でしっかりしてるように見えるけど。 本当は誰よりも臆病で誰よりも優しくて。 誰よりもしんなりしやすい。 僕にとってはかわいい女の子。

そんな奥さんが最高にかわいいなって思える瞬間をこれでもかって再認識できる日の1つが、僕の誕生日だったりします。

今日も用事で外出して帰ってきたのだけど。 シャワー浴びてたら控えめに「コンコン」とノック。

どうしたのかな、なにかしんなりすることでもあったかな。娘の熱が上がったかな。って心配しながらそっと扉を開けると。

そこにはサランラップを両手で抱えて小さくなった奥さまが上目遣いにぽつねんと立っているではありませんか。

「あら、どおしたの??」 「あの…ご飯、食べてきたよね…?」

ここで全てを察した僕。

今日は若い&ほぼ同年のクリエイティブディレクター2人とがっつり飲んできたのだけど。 話に夢中だったしめっちゃ意気投合したし今後の仕事の可能性も語れて、飲んだ2人も最高で、実はあんまり食べていなかった。

「そこそこ飲んできたけどご飯は少なめだったからだいじょぶよ」 「あの…レンジにフルセット入ってるの」 「ありがとお!食べるよ!」

そんなやりとりが日常的にあったりします。最高にかわゆい。濡れていなかったらゆっくり抱きしめて髪の毛もしゃもしゃしてたなあ。

子供とコアに接する部分はどうしても奥さんに多くなるし、それは人間の宿命みたいなものだけれど、学校で何かあればおかーさんもしんなりする。

それは誰よりもおかーさんが、子供に対する責任を本能的に持っているからなのだろうな。 そこはおとーさんは絶対に敵わないし、敵わないからこそ僕は僕の役割をきちんと全うしつつ、家事育児を可能な限りしていきたい。

父親だからって、仕事だからって、毎日一緒にご飯が食べられないのは僕は異常だと思っている。 おはようも、いってらっしゃいも、いってきますも、ただいまも。 いただきますも、お風呂も、おやすみなさいも。

みんなで一緒に。 これが僕の生きる意味。

ときにしんなりしてしまう奥さん。 申し訳なさそうに僕に伝えてくれるのだけど。

そんなしんなりするところも大好きだから、結婚したんだよ。 全部大好きだよ。

お付き合いして13年目。 結婚して10年目。

今も変わらず大好きだし、愛してるなあって。 おたんじょおびさまを迎えて改めて思ったりしていました。

今週月曜に転職し、今お仕事を一緒にしている、僕も含めて3人のみんなも。 オフィスを維持してくれるために来てくれてるかたも含めると4人かな。 家庭の動きや生活の動き、仕事のほうれんそう、Slackで逐次共有しながら雑談が生まれ、お互いを応援しつつ成果をあげていく。

そんな愛の溢れる場をくれて感謝するとともに、45歳を無事迎えられたことを。 関わってくれたみんなに感謝したいなって思います。

みんなみんなありがとお。 娘ちゃんありがとお。 奥さんありがとお。

さあ。次の1年も頑張るぞっと。